人の手料理は何故美味しいのか考えてみた
実家に帰りました。
帰省した時の楽しみの一つは、祖母の手料理です。
普段から自分の手料理をほぼ毎日から食べてますが、その50倍は美味しい!!
(料理の腕とか関係なく)
なぜ人につくってもらった料理はとても美味しいのか、考えてみました。
理由1. 感覚が鋭敏になるから
人が自分のためにつくってくれた料理は、ありがたみが有りますよね。
普段、料理をしない人につくってもらったり、 一人暮らしで人の手料理を食べていない場合はなおさらです。
その場合、人の手料理は、レアなもの、有り難いものですから、普段より味わって食べようとします。なので、味覚はもちろん視覚や嗅覚などの五感が鋭敏になり、美味しく感じるのです。
例えば、普段はできあいの唐揚げをビールで流し込んでいるサラリーマンが、久しぶりに実家に帰り、母の唐揚げを食べたとします。
母の唐揚げは普段食べれないものですから、味わって食べようとします。
唐揚げを揚げている母の後ろ姿をスマホをいじりながら、見ているかもしれません。
学生時代は母の手料理の有り難みにも気付かず夕飯残したりしていたな、、。などと過去の記憶が頭によぎったりしながら、夕飯を待ちます。
すると、そのサラリーマンは、
「おっ、生姜とにんにくが聞いてるな!」
と、下味に気づくくらいに感覚が鋭くなるのです。
このことが、人の手料理が美味しく感じる一因です。
理由2. 味付け、メニューが新鮮だから
人の手料理は、味付けが新鮮です。自分にはできない、もしくは考えつかないような、レシビが出てくる可能性があります。
なので、普段食べている料理よりも美味しく感じます。
一人暮らしで、自分で毎日せっせと料理をして食べていると、いくらバリエーションを変えたり、和洋中を意識して料理しても、味付けや塩加減が似てきてしまうんですよね、、、。
私の場合、薄味かつお酒に合うもの、スープなどの水っぽいものが好きなので、どうしてもこのような料理ばかりつくってしまいます、、、。
後、片付けを考えて揚げ物をしなかったり、、。
でも、実家に変えると、例えできあいの天ぷらを買ってきたとしても、祖母は揚げ直してくれるし、そばのつゆの塩加減や出汁も違うので、新鮮で美味しく感じます。
納豆に入ってるネギの形が違うことさえも新鮮で、大げさでなく美味しく感じるんです。
理由3. 愛情という、目えない隠し味が入っているから
きっと入ってる!!!
人の手料理にはきっと「愛情」という見えない隠し味が入っていますよ!
といっても、目に見えない隠し味にもちゃんとした理由があります。
人に食べてもらうための料理って、自分で食べるだけのものより、気を遣いますよね?
シンプルな野菜炒めにしても、
自分で食べる場合、、、
「お腹減った!!!もやしと適当に切ったキャベツと豚こま切れを適当に蒸し焼きにしちゃえ!!!」
となります。まぁ、新鮮な食材を使えばこれ塩コショウだけで十分美味しいのですが。
人に食べてもらう場合、、、
「もやしときゃべつだけじゃ彩り悪いよね、、。人参ときくらげ入れよ!野菜の大きさ揃えて切って、、人参は硬いから繊維を断ち切るように切った方いいけど、キャベツは旬の春キャベツだし、シャキシャキ感残したいから繊維に沿って切ろうかな、、。そういえば新しく買った調味料があったはず、、、!」
少し大げさでしょうか?
でも、人に食べてもらうときって、「美味しい!」と言ってもらいたいから、少なからず、自分で食べるものよりも、頑張って美味しいものをつくろうと心がける気持ちが働きます。
なので、人に食べてもらう料理には、目に見えない隠し味(愛情だ!!)が意図せず入ってしまうものなのです。
いかがでしたか?
いずれにせよ、人の手料理って、本当に美味しいです。
わがままで一人暮らし大好きな私ですが、はやくまた帰省して祖母の手料理が食べたいです。
まとめ: 人の手料理は何故美味しいのか
理由1. 感覚が鋭敏になるから
理由2. 味付け、メニューが新鮮だから
理由3. 愛情という、目えない隠し味が入っているから